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制酸剤
?@ミルマグ(錠 330mg)
?AコチンチルA穎粒(包)
?BパンシロンG(包)
?C重曹(錠 500mg)
?@は胃酸を中和し、潰瘍部位あるいは炎症部位を被って刺激から保護する。緩下剤としての作用もある。
?Aは胃腸、胆のう、尿管などの痙れん病を除く作用もある。?Bはいろいろな胃腸症状を和らげる。
?Cは胃酸を中和する。このとき発生したCO2は健全な胃では適当な刺激となるが、胃酸過多症では逆に胃酸の分泌を促進させる。
適応:食べ過ぎ、飲み過ぎ、胸やけ、げっぷ、食欲不振、胃酸過多症、胃炎、消化性潰瘍など。
用法:?@1回量1錠、1日3回食後に服用。
?A1回量1包、1日3回食間に服用。
?B1回量1包、1日3回食後に服用。
?C1回量2錠、1日3回食前または食間に服用、
注意:?@はテトラサイクリン系抗生剤の吸収を妨げることがあるので、同時に服用しない。
保管:室温保存。
消化性潰瘍用剤
?@タガメット(錠 200mg)
?Aザンタック(錠 150mg)
?Bガスター(錠 10mg)
胃酸を分泌するメカニズムに作用して、胃酸の分泌を強力かつ持続的に抑制する。止血作用もある。
適応:胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性胃炎、上部消化管出血。
用法:?@1回量400mg(2錠)、1日2回朝食後および就寝前に服用。
?A1回量150mg(1錠)、1日2回朝食後および就寝前に服用。
?B1回量20mg(2錠)、1日2回朝食後および就寝前に服用。または、1日1回就寝前に、?@400mg(2錠)
?A300mg(2錠)?B20mg(2錠)を服用する。
急性胃炎の場合は、消化性潰瘍の1/2量を使用する。
注意:1. 服薬を中止するときは、再発を防止するために服薬量を徐々に減らしていく。
2. セルシン(抗不安剤)、アダラート(冠血管拡張剤)、テオドール(気管支拡張剤)などと併用する場合は、
副作用の発現に注意する。腎障害・肝障害のある者や薬物過敏症を経験した者は、慎重に服用すること
(医療通信で指示を仰ぐとよい)。
3. 便秘、下痢、発疹のほか、頭痛、めまい、動悸、食欲不振、吐き気、嘔吐、肝障害などの副作用が現れる
ことがある。
保管:室温保存。
止しゃ剤及び整腸剤
止しゃ剤
?@大正止しゃ薬(錠)
?Aワカ末(錠)
?Bロペミン(カプセル 1mg)
?@?Aは細菌性下痢にも有効。詳しくは添付説明書を参照。?Bは各種の下痢に用いるが、原則として抗生物質剤に起因する下痢、
細菌感染による下痢には使用しない。
適応:下痢。
用法:?@1回量4錠、1日3回まで。服用間隔は4時間以上。
?A1回量4錠、1日3回食後に服用。
?B1回量1mg(1カプセル)、1日1−2回服用。
注意:吐き気、嘔吐、口渇、めまい、発疹、ねむけ、などが現れることがあるので注意。
保管:室温保存。
整腸剤
?@ビオフェルミンR(錠 1g)
?Aヤクルト整腸薬(包 1g)
?B新ビオフェルミンS(錠)
腸内容を酸性にして、異常発酵や腐敗を防止し、通便を整える。
適応:腹部不快感、腹部膨満感、軟便、下痢、便秘、急性腸炎、慢性腸炎、抗生物質製剤使用時の副作用の防止など。
用法:?@1回量1錠、1日3回服用。
?A1回量1包、1日3回服用。
?B1回量3錠1目3回服用。

 

 

 

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